初めてのお引越しにあたって、実際に何をするのかについて解説します!
今回は新居決めについて解説します!
初めてのお引越しをされる方に知っておいていただきたいことをお伝えしています。
今回は実践編として実際に新居決め作業で何をするのかの解説になります。
沢山の引越し経験の中からお役に立つ情報を「初めての引越しシリーズ」でお届けしたいと思います。
- 初めての引越しで新居決め作業がわかる!
それではよろしくお願いします!
引越し完了までの道のり
引越し完了までにやることの流れを簡単に解説しています!
前提は初めてのっ越しシリーズ目次でお伝えしております。
今回はポイントだけとして、理由や詳しい内容は目次をご参照頂ければと思います。
- 荷物の運搬は引越し業者に頼みましょう
- 単身~夫婦の引越しを対象としています
新居決め
今回は実践編の引越し前に行う新居決めについて解説します!
引越しの中で新居を決めるというのは楽しい部類の作業になると思います。
好みの条件に当てはまる賃貸物件は無いかと明るい気持ちで始める事ができると思います。
今回は初めての引越しシリーズですから、賃貸物件の選ぶポイントから丁寧に解説したいと思います!
賃貸物件を選ぶポイント
賃貸物件を選ぶポイントというと「間取り、エリア、家賃等から選ぶ」と当たり前のような話が出てきますね。
それで良い条件の賃貸物件に巡り合えれば苦労しないですよね。
ただ、やっぱりそんなにうまい選び方というものがあるわけではありません。
ここでは「失敗しない」「後悔しない」賃貸物件の選び方としてのポイントをご紹介したいと思います。
そのために、初めて賃貸物件を選ぶ際に必要な賃貸物件の要素について確認しておきましょう。
その辺の知識はあるので新居の選び方が知りたいという方はこちらのリンクをご利用ください。
⇒新居の選び方へ
間取り
間取りとは「部屋種類とその数」を表す記号です。
「1LDK」とか、「1DK」とか、そういう記号ですね。
これの見方をまずは覚えておきましょう。
記号 | 意味 |
---|---|
1,2,3,…(数字) | 何もない部屋(寝室)の数 |
R | キッチン付きの寝室しかない |
LDK | キッチン付きの広い居間がある |
DK | キッチン付きの狭い居間がある |
K | 寝室とは別にキッチンがある |
これを組み合わせて、大体の部屋の数がわかるようになっています。
最初は「数字+アルファベット」と思って頂いて問題ないかと思います。
ちなみにわかりやすくするためにあえて少し正しくない書き方をしていますので、ご了承ください。
(2LLDKとか、そういう書き方が読み取れないですからね)
お風呂とトイレなどがBとかT(W?)で書かれたりはしません。
基本的にはついているのですが、これは図面を見ないとわからないですね。
では実際にどんな風になるかと言えば、次のような書かれ方と意味になります。
記号 | 意味 |
---|---|
1R(ワンルーム) | 寝室にキッチンのついた部屋が1部屋だけある間取りです。 |
1K(ワンケー) | 寝室とは別にキッチンだけの部屋がある間取りです。 |
1DK(ワンディーケー) | 寝室とは別にキッチン付きの狭い居間がある間取りです。 |
2K(ニケー) | キッチンがあって、寝室が2つある間取りです。 |
1LDK(ワンエルディーケー) | キッチン付きの広い居間と、寝室が1つある間取りです。 |
2DK(ニーディーケー) | キッチン付きの狭い居間と、寝室が2つある間取りです。 |
2LDK(ニーエルディーケー) | キッチン付きの広い居間と、寝室が2つある間取りです。 |
なんでワンとニ何でしょうか?
ワン、ツー、さん、しー・・・不思議です。
話を戻しまして、表は大体部屋のグレードが低い方から昇順に並べました。
寝室サイズ等で価格は多少前後します。
好みにもよりますが、1人で住む場合は2DKや2LDKは少し広いかなと思います。
ちょっとリッチに生活したい方は1LDK位は1人で済むのも良いと思います。
2人で住む場合は1DK以上はあったほうが良いですね。
1DKでもかなり狭いし布団は1つでしょうが、いけなくは無いです。
布団は分けないと無理という事であれば2K以上になるでしょう。
メゾネットとロフト
間取りと言えるわけではないですが、メゾネットタイプの賃貸もあります。
メゾネットタイプとは、部屋の中に階段があり、1部屋が2階に分かれています。
賃貸は足音等が何かと気になったりもしますから、そういうトラブルが回避しやすいですね。
これのプチプチバージョンがロフトです。
1つの部屋に無理やり仕切りを入れて部屋の高い空間に敷地を作った構造です。
メゾネットよりは屋根裏部屋という表現の方が近く、結局物置になりやすいです。
数字の部屋とは別にキッチン付きの部屋が表現されています!
- 1人であれば1R~2K位までから選ぶと良いと思います!
- 2人であれば1DK以上から選ぶと良いと思います!
広さ
これも少し慣れない記号が出てきます。
「坪(ツボ)」と「畳(ジョウ)」もしくは「帖(ジョウ)」です。
面積は現代では小学校課程で「メートル」を使って「平米(ヘイベイ)」求めます。
日本ではメートル以前は「寸(スン)」や「尺(シャク)」、「間(ケン)」という尺貫法という単位を使っていました。
ちなみに「貫(カン)」は重さの単位ですね。
ここでちょっと細かい話を一応しておきますね。
1寸が約3cm、1尺が10寸、1間が6尺になり、畳1枚分がこの1間です。
畳は縦横が1:2になっていて、つまり3尺×6尺になっています。
この畳一枚分の面積が、そのまんまで1畳になります。
1帖は1畳と同じものになります。
なんでも畳を洋室に使うと違和感があるという事で帖を使うようになったとか?
畳は縦横が1:2なので2枚で正方形になります。
この正方形の面積、つまり2畳が1坪になります。
というわけで次の関係にあります。
- 1坪=約3.3㎡・・・3.3㎡/坪
- 1畳=約1.65㎡・・・1.65㎡/畳
- 1㎡=約0.3坪・・・0.3坪/㎡
- 1㎡=約0.6畳・・・0.6畳/㎡
8畳の部屋ですと畳8枚分です。
2枚の正方形が4枚分という事ですね。
㎡に直すと、8畳×1.65㎡/畳=13.2㎡になります。
4m×3m=12㎡の部屋よりはちょっと広いくらいということが分かります。
1.65を掛けて㎡に直してあげると、大体の広さをメートルで捉える事ができると思います。
また、物の長さはメジャーで計測します。
やはり荷物の配置を考えれば、メートルで把握しておきたいですね。
1.65を掛けて帖を㎡に直すか、畳の数として数えましょう!
- 長さはメートルでも把握しておくと、荷物の配置に困りません!
駅からの距離
よく駅から徒歩8分とか書いてありますよね。
本当に8分で着くと思って、電車の時間に合わせて家を出ると、ほぼ乗り遅れます。
これは一定のルールに基づいて記載しているのですが、電車に乗るまでの時間じゃないんですね。
駅までの時間です。
さらに、電車でもなければ改札でもなく、一番近い駅の出口です。
また、歩く速度も80m/分、4.8km/時と決まっています。
そこそこ早めに歩かないといけません。
この条件で道路を歩いた時間で計算しているはずです。
このルールに基づいて計算しているので、割と現実的な時間にはなっているんです。
- 家から駅の出口までの距離で計測
- 少し早めに歩いた速さで計測
中々歩く速さもわかりませんから、あくまで目安です。
一度は計っておけると安心ですね。
一度は実際に計っておきましょう!
- 多少早歩きして駅の出口までの時間が目安の時間になっています!
不動産屋の種類
賃貸に限っても不動産屋との関わり方はいくつかあります。
まず、そもそも不動産業者というのは、賃貸物件を所有しているわけではありません。
所有者は「大家さん(貸主)」です。
不動産屋はあくまでと貸主と借主が契約できるように仲介しているんですね。
この仲介の仕方が大きく2種類あり「元付け」と「客付け」と言います。
元付け
賃貸物件の所有者から管理を委託された不動産屋です。
できる限りその賃貸物件で所有者が利益を得られるように管理に努めます。
物件は元付け不動産屋の商品のような位置付けになります。
客付け
賃貸物件の所有者とは直接関係が無い不動産屋です。
入居募集者を元付けの不動産屋に仲介する事で仲介手数料を得ています。
物件は元付け不動産屋の商品ですから、まさに仲介している位置付けになります。
違い
性質の違いは概ね先の通りです。
- 元付け不動産屋の方が物件に熟知していそう。
- その後の管理も元付不動産屋の方が任せられそう。
という印象をお持ちでしたら概ね正しいと思います。
ただ、もちろんそうとは限りません。
そして、やはり善し悪しがあります。
元付け不動産屋は、入居募集者との仲介もしますが物件の管理もしています。
対応できる契約件数は客付け不動産屋の方が多くなります。
その対応としては客付け不動産屋の方が経験値は高くなります。
元付け不動産屋は、お客様は借主でもあり貸主でもあるわけです。
やはり任されている賃貸物件を優先して借りてもらいたいという思いもあって当然です。
入居者の条件を聞いてはくれますが、やはり無意識にも元付けとして貸したい気持ちが働きますよね。
ただ冒頭の記載の通りでもあります。
貸主から鍵を任されて賃貸物件を管理しているのは元付け不動産屋です。
入居後にお世話になることが多いのもこの元付け不動産屋です。
一応、この違いは知っておくと、また違った視点で不動産屋を見れると思います!
ここでは2種類の仲介があるという点を覚えておいてください!
- 賃貸物件の所有者から管理を委託された不動産屋です。
- 賃貸物件の所有者とは直接関係が無い不動産屋です。
賃貸検索サイトの種類
実は同じ様に見えてその内容が全く異なるのが賃貸検索サイトです。
実際に使ってみても、表面上は余り違っては見えないんですけどね。
賃貸検索サイトは以下の分類ができます。
- 自社が扱っている物件を掲載する不動産屋タイプ
- 各不動産会社の扱っている物件を掲載する情報仲介タイプ
繰り返しになりますが、表面上はあまり変わりません。
大体物件を絞り込んで、不動産屋に連絡する事ができるような仕組みになっています。
自社が扱っている物件を掲載する不動産屋タイプ
次のようなサイトはこのタイプです。
- アパマンショップ
- ピタットハウス
- お部屋探しMAST
- いい部屋ネット
- エイブル
扱っている物件は管理を託されている物件や、提携会社の物件になります。
そのため例えばアパマンショップで掲載された物件は、不動産屋もアパマンショップです。
不動産屋の系列が決まってきますから、掲載された物件であればある程度同じような対応がされます。
物件数はそのサイトの運営母体に依存する分少なくはなります。
※とはいえ記載のものは巨大な不動産なので物件数はそれなりにあります。
各不動産会社の扱っている物件を掲載する情報仲介タイプ
次のようなサイトはこのタイプです。
- ホームズ
- SUUMO
- スマイティ
扱っている物件はホームズやSUUMOが管理を託されている物件ではありません。
他の不動産屋から情報掲載の依頼を受けて掲載しています。
つまり物件情報が多く掲載されていることになります。
こちらのタイプで検索されると、より多くの物件を目にすることができます。
違い
まずはある駅名で絞り込んだ結果です。
種類 | サイト名 | ヒット数 |
---|---|---|
不動産屋 | アパマンショップ | 310 |
ピタットハウス | 26 | |
お部屋探しMAST | 5 | |
いい部屋ネット | 412 | |
エイブル | 116 | |
情報仲介 | ホームズ | 2140 |
SUUMO | 3787 | |
スマイティ | 1290 |
もちろん駅には寄りますが、タイプが違うと桁が変わっていますね。
多少絞り込みの際の最寄り駅の判定が違っている可能性はありますが、これだけの差が実はあります。
ネット上の検索という意味では、これらのタイプは分けて考えた方が実は正解なんです。
不動産屋タイプの場合は、検索サイトがそのまま窓口のようなものです。
一方情報仲介タイプの場合は、検索サイトがそのままサービスのようなものです。
情報仲介タイプの方は利用者が良い物件に出会えるところに重点を置いています。
情報仲介タイプは自社で扱う物件情報ではありませんので更新が遅れる可能性があります。
物件が見つかったら、実際に対象の不動産屋に連絡して物件情報があるか確認しましょう。
ここでも2種類の検索サイトがあるという点を覚えておいてください!
- 自社が扱っている物件を掲載する不動産屋タイプと各不動産会社の扱っている物件を掲載する情報仲介タイプがあります。
賃貸費用の種類
賃貸の費用として、まずは家賃があります。
これ以外にいくつか掛かってくる費用があります。
- 家賃・・・家を借りて住むという名目。
- 共益費・・・目安は月0~数千円。集合住宅の共通部分に掛かる費用という名目。
- 敷金・・・目安は家賃1か月分。退去時の修繕費という名目。
- 礼金・・・目安は家賃1か月分。大家さんへのお礼という名目。
- 前家賃・・・対象期間分の家賃。事前に最初の1月位分の家賃をお支払いしておきます。
- 仲介手数料・・・目安は家賃0.5~1か月分。不動産屋へのお礼という名目。
- 火災保険料・・・目安は1~2万円。火災や他の損害を補償してもらうための保険です。
- 鍵交換・・・目安は1.5万円。場合によっては掛かります。
- 保証料・・・目安は家賃0.5か月分。家賃滞納が無いよう保証会社を利用させられますが、その契約料金です。
ざっと家賃4~5か月分位は見ておきましょう。
敷金は使用状況に問題が無ければ後で返ってきます。
礼金や仲介手数料は返ってきません。
価格交渉の際にはできる限り家賃を抑えられると良いですね。
入居時に掛かる費用を抑えるには、礼金や仲介手数料を抑えるか家賃を抑えるのがポイントです!
- 入居前に家賃4~5か月分程掛かってきます。
新居の選び方
前置きが長くなりましたが、新居の選び方です。
初めての物件選びは次の様に決めていくと良いと思います!
- ①必要な間取りと面積を決める
- ②絶対に必要なこだわりだけ決める
- ③最寄り駅名や沿線名、地域名で①②をもとに検索する
- ④相場を知り、場合によっては間取りや面積、地域を見直す
- ⑤不動産屋数件に連絡し予約を取り、内覧する
- ⑥物件よりも不動産屋重視で決める
なお、①~④は余り細かくきっちりにと進めていかない方がいいです。
いきなり正解を出すことは難しいので、トライ&エラーで進めましょう!
それぞれのポイントを見ていきましょう!
選び方はわかっているので新居の契約について知りたいという方はこちらのリンクをご利用ください。
⇒新居の契約へ
①必要な間取りと面積を決める
間取り
まず間取りは部屋をどのような役割にしたいかですね。
寝室とキッチンを分けなくても良ければ1Rです。
寝室と食卓を分けなくても良ければ1Kです。
寝室と食卓を分けたければ1DK以上になりますね。
部屋の用途を決めると、自ずと間取りは決まってくるかと思います。
なお、二人暮らしの場合は当たり前ですがお二人で必ず相談しましょう。
ずっと一緒にいるのが大丈夫なのかどうか等生活が変わりますから、間取りは重要になります。
これは一概には言えませんから、大丈夫な人もいれば、ダメな人もいます。
面積
面積は事前に荷物の量を確認しておけると大体見えてきます。
とはいっても、部屋がすべてもので埋まるわけではないので、そこから面積を求めることは難しいですね。
いったん目安で決めて、先に進んでしまいましょう。
てんてん丸なりの経験と独自調査の結果の目安を示しておきます。
最低限これくらいの広さは欲しいなという目安になります。
人(犬?)によって感じ方は違いますから、実際に見てみて、上下させてもらったらと思います。
また、間取りによってもその狭さの感じ方は変わってきます。
20㎡は1Rとしては広いけど、1Kとしてはちょっと狭いという具合になってしまいます。
という事で目安です。
人 | 荷物 | ||
---|---|---|---|
少 | 普通 | 多 | |
男性1人 | 14~20㎡ | 18~24㎡ | 22~28㎡ |
女性1人 | 18~24㎡ | 22~28㎡ | 26~32㎡ |
男女2人 | 26~36㎡ | 34~48㎡ | 42~60㎡ |
ただ、1Kだとあまり広い面積は無く、限界があります。
同じように1LDKだと無駄に広くなったりする場合もあります。
広さによっては間取りを見直さなければならないかもしれません。
生活スタイルや荷物の量から大体決まってきます!
- 最初は大体で決めてしまい、後で調整しましょう!
②絶対に必要なこだわりだけ決める
ここからが好みの大きく分かれるところです。
ある意味ここからが物件選びの醍醐味と言ったところでしょうか。
まず自分の中で譲れないところを、何も見ずに決めましょう。
一日の朝起きて寝るまでをイメージし「これは欲しい!」「これはあっちゃだめ!」をあげていきます。
大体5,6個までにしておきましょう。
そして、思いつかなかったところは、それほど重視していない点です。
そういう点には多少は目をつぶることです。
どうしてもやっぱりこれが無きゃ、これがあったら嫌だという事はありますよね。
その時は取り入れたらいいと思います。
ただ、まずは思いつかなかったところまでこだわりにし出すと決まりません。
もし物件をしぼり切れなくて更に条件はないかというところであげ出せばいいと思います。
この次にネットで検索をすることになります。
その時に条件で絞込ができますので、その条件を見て、過不足が無いかチェックしておきましょう。
ネットの検索では多くの方が気にする内容を条件として絞り込めるようになっています。
また、このサイトのような情報サイトも、多くの方が悩まれる条件をあげています。
ここの方が持つこだわりは余り載っていないこともありますから、自分でイメージする事が大切です!
物件の絞込による結果が大きく変わってくるのはこのこだわりの部分です!
- まずは自分の中でイメージしてこだわりを見つけましょう!
③最寄り駅名や沿線名、地域名で①②をもとに検索する
こだわりが決まったらネットで検索していきます。
この時点の検索では必ず情報仲介タイプのサイトを使う事をおすすめします。
出てくる物件数がけた違いに多いですからね。
人にもよりますが、ポイントは条件に幅を持たせて検索を掛ける事です。
条件に幅を持たせて検索した方が多くの物件が見つかります。
安くていい物件を探すためには、そ多い中から選んだ方が見つけやすくなります。
また、ネットで見てすぐに決めるわけではありません。
情報収集としての意味合いが強くなります。
実際に選ぶ際に判断できますから、まずは少し幅を持たせて検索してみましょう。
具体例
以下のSUUMOを使った検索を例に挙げてみます。
SUUMOであれば、「関東地方」等のエリアを選択しますね。
続いて賃貸物件をクリックすると賃貸物件の検索になります。
都道府県名の沿線やエリアのどちらで絞り込むか選べます。
※ここまでは若干サイトによる差がありますが、ここからはほぼ同じですね。
例えば沿線のどの駅かを複数選んで、その最寄駅の物件を検索できます。
あるいは市区町村名等を複数選んで、そのエリア内の物件を検索できます。
これは後で両方試した方がいいですね。
沿線であれば少し先の駅まで選択しましょう。
エリアであれば、隣の近所のエリアまで選択して見ましょう。
※首都圏と地方だと交通の便が全く違うので一概には言えません。
後は希望の条件を入力していきます。
先のイメージで出した条件を設定します。
無ければ検索での絞込はできないので、いったん先に進めてしまいましょう。
希望の条件を入力する際も少し幅を持たせておきます。
例えば家賃については予算よりも少し高めにして検索しておきます。
面積も少し狭いところから、少し広いところまで、両方幅を持たせておくと良いです。
中々狭い条件だと希望の物件が見つかりにくいという事もあります。
また、もうちょっとだけ予算を出せば最高の物件だったという可能性もあります。
該当物件数が逐次更新されます。
数百件もあるとさすがに見れません。
もう少し条件で絞り込んでしまっても良いかもしれないですね。
絞り込んだ結果を表示すると物件が出てきます。
並び順を賃料や広さに変更し、広さでの相場観を確認しましょう。
繰り返し検索していくと、いくつか魅力的な物件が出てくると思います。
そのような物件を情報サイトに登録していきます。
色々な条件で気になる物件を複数見つけていきましょう!
- 検索する際は多くの情報が取れるように、条件に幅を持たせましょう!
- このときの検索は必ず情報仲介タイプのサイトを利用しましょう!
④相場を知り、場合によっては間取りや面積、地域を見直す
気になる賃貸物件が見つかったらそれぞれの情報を集約していきます。
どれくらいの間取りでどのくらいの家賃なのか見ていきます。
必要に応じて条件の見直しを行います。
大体想定よりも高くついてしまうのではないでしょうか。
条件の中から、ここはもう少し我慢しようというものを選んでいきましょう。
これを繰り返していくと、物件がかなり絞り込めると思います。
数件まで絞り込めたら、不動産屋に連絡をします。
なお、ここまではある程度トライ&エラーで突き抜けましょう。
③④を繰り返して相場を知りましょう!
- 不動産屋で実際に契約を結んでいくうえで、知識があったほうが有利です!
- 一件まで絞り込む必要はありません!
⑤不動産屋数件に連絡し予約を取り、内覧する
ここからが新居選び最大のポイントになります。
不動産屋選びです。
ここから先は少し慎重になりながらも、行動は大胆にいきましょう。
すぐに決めないという慎重さ、そして複数の不動産屋と連絡を取り合うという大胆さです。
最も良さそうな不動産屋を選ぶことが、失敗しない新居選びのポイントです。
情報仲介タイプのサイトですから、1つの物件に対して複数の不動産屋が仲介している可能性もあります。
気になった物件の中から多くの物件を扱っている不動産屋から当たっていくと効率が良いと思います。
絞り込んだ数件の物件を扱っている不動産屋に連絡します。
物件がまだ紹介できる状態なのかは比較的気軽に確認してしまっていいと思います。
しつこく連絡される事は基本的には無いと思います。
もし連絡が頻繁に来るならあまり信用できない不動産屋かもしれないですね。
後は「おとり物件」という場合もあります。
まだ大丈夫と言っておいて、今さっき決まってしまったなどというパターンですね。
複数確認してみるとこういう事も確認できる可能性があります。
そして1つの物件を複数の不動産屋から案内してもらうと良いです。
逆に好みを伝え、複数の不動産屋から次なる物件を紹介してもらうと良いです。
不動産屋によって案内の内容が変わってくると思います。
紹介してくる物件も違ってきます。
自分のために物件を紹介してくれている不動産屋を選びましょう。
大体「すぐに決めないと、他の人が決めてしまう」という事を言われます。
その気持ちが悪意なのか善意なのか見分けるのは難しいです。
もしすぐに決まってしまったらそれは今出会うべき物件じゃなかったと潔く諦めましょう。
物件は沢山ありますから焦って決めないようにしましょう!
内覧のポイント
内覧の際には、メジャーを持っていきましょう。
賃貸物件の図面にはあまり寸法が記載されていません。
以下は特によく確認しておく必要があります。
- 洗濯機置き場の寸法
- 冷蔵庫の奥行と扉の開閉が可能か
- カーテンの長さ
- 部屋の縦横の長さ
- テレビアンテナの位置
- コンセントの位置
- 風呂、窓付近のカビ(修理したような跡が無いかも)
- 建物周囲の環境(音、動物等)
実は鳥獣被害で苦労した経験があります。
近隣のペット等の飼い方が悪いと、大量のノミや毛虫等の害虫被害が出ます。
また、夕方付近に遠吠え合戦が始まったりします。
このような事には気付きにくいです。
不動産屋も気付いていないかもしれません。
周りを良く見渡し、耳を澄ませておくと良いと思います。
もし先を越されてしまったときは、今出会うべき物件ではなかったと諦めましょう!
- 複数の不動産屋から紹介してもらいましょう!
- 自分のために紹介してくれる不動産屋を選びましょう!
⑥物件よりも不動産屋重視で決める
これは少し人によって意見が分かれるかもしれません。
物件へのこだわりが強ければ余り共感されない考えかもしれません。
てんてん丸的には、物件よりも不動産屋で選んだ方が「はずれが無い」と考えています。
物件は住めば都的になっても、不動産屋はダメなところは本当にダメです。
選べる件数は圧倒的に物件の方が選べるので、不動産屋の方から選んだほうが良いです。
賃貸物件って、何かとトラブルが多いんですね。
特に退居時はトラブルになりやすいです。
高額な住居の貸し借りですから、当然と言えば当然なんです。
そんな時に頼りになるのが不動産屋です。
一方的に大家さんの肩を持つようでは余り信頼できません。
同じ様に借主ばかりの肩を持つようでも信頼できません。
客観的に正しい判断を下せるような不動産屋を選ぶと良いと思います。
物件を選びながら、不動産屋も選んでおきましょう。
物件が良くても不動産屋が悪ければきっと悪い思い出になってしまいます。
- あの物件は良かったけど、退居時にトラブルになってほんと嫌だったな
という嫌な思い出にならないように、不動産屋もしっかり選びましょう!
人を見るのって難しいですけどね!
退居時のトラブルは入居時に始まっています!
- 物件よりも不動産屋で選ぶことをおすすめしています!
新居の契約
不動産屋と物件が決まったら契約します!
ここからは余り考えるところは少ないので流れの説明になります。
ただ、注意点はいくつかありますので、それぞれご確認ください。
契約は流れるままにするから作業の時期や機関が知りたいという方はこちらのリンクをご利用ください。
⇒作業の時期と期間へ
※ただ、契約は重要な手続きなので、事前に目は通しておいてくださいね。
①申し込み
まずは物件に住むという意思を伝えましょう。
後は受け身で不動産屋から案内してもらえます。
身分証明証はもちろん、会社名や収入状況等を申込用紙に記入します。
源泉徴収票などが必要になるかもしれません。
連帯責任者や保証人等に署名を貰う必要がある場合もあります。
これは流れに沿って進めていけば、話は進んでいきます。
問題があれば契約できない場合もあります。
申し込みの注意点について触れておきます。
必ず申し込みの前に価格交渉をしましょう!
というよりも、物件を探している中で事前にしておきましょう。
申し込み前が価格交渉のラストチャンスです。
そして、もう申し込むんだという状態であれば、交渉は難しいです。
やはり早めにしておく必要があります。
契約前の段階で大まかにお金の話は済ませておきましょう。
引越し前の入居日
よく問題になってくるのは新居家賃が引越し前に掛かってくることです。
これは家主の性格次第です。
正直なところ、引越す入居者事情を考えれば、引越しはおよそ1月先になってしまいます。
これを待てない大家さんであれば余りこちらの事情を考慮しない方になります。
中には申し込んで審査後すぐ、結局1週間後には入居日だという大家さんもいます。
後々トラブルになりやすいので、速やかに他を当たりましょう。
私は幸いこちらの事情を把握してくれる大家さんばかりでした。
普通は1月程は待ってくれるものだという認識でいます。
でなければ安心して引越しなどできません。
1月半を越えてという事であればそれは大家さんの事情も考えた方が良いです。
交渉の余地はありますが、こちらの言い分ばかり通すのも筋違いかと思います。
不動産屋選びも重要ですが、大家さん選びも重要です!
- 引越し前の入居日は無駄な費用が掛かってくるので要注意です!
②審査
「申し込んだら次の日に住めるようになる!」というわけではないんですね。
家に住まれてお金を払えないけど出てもいかないでは大家さんにとって死活問題になります。
事前に審査があります。
申し込みのときに提出している情報から契約者の収入状況などに問題がないかの確認をされます。
問題が無ければ審査に通過し、契約に進むことができます。
ここは結果を待つのみです!!
- 主に家賃を支払っていけるかの収入面を確認されます!
③重要事項説明
重要事項説明は賃貸の契約に関する内容を不動産屋が借主に対して説明する場です。
難しい用語も多いと思いますが、この説明は毎回行うので初心者に向けての説明にも慣れています。
丁寧に説明をしてくれますので、わからないことがあれば必ず確認しておきましょう!
この説明の後、説明内容を理解したという署名をすることになります。
後からよくわかってませんでしたが通じません。
後は特にポイント等はありません。
自然の流れに身を任せて入金等すれば、入居日に入居できます。
難しく感じるかもしれませんが、当たり前と言えば当たり前の話をしてくれるだけです!
- 内容に不明点があるときは必ず確認しましょう!
- 理解したという署名をすることになるので、理解しなければ入居できません!
作業の時期と期間
作業時期
新居決めは引越しの最初の一大イベントです。
またこれが決まらないと、後続の作業に取り掛かれません。
引越しが決まり荷物の見積りができたらすぐに取り掛かりましょう。
ここまでご確認頂ければ、その大変さもわかっていただけていると思います。
目安としては引越しの2か月前にはじめ、1か月前までに完了させて頂ければ十分な余裕を持って、良いお引越しができると思います。
作業を始めて最初の週末から、出来れば内覧に行けるように進めて行きたいものです。
引越しの全貌がよくわからないという方は、一度概要レベルで把握しておいていただければと思います。
当サイトの「初めての引越しシリーズ①準備編」がまさにぴったりの内容になっていると思います。
目次からのご案内になります。
こちらが引越しに関するスケジュールの参考になります。
色々な事情で変わってきますから、目安として見て頂ければ幸いです。
太い矢印の⇔はその期間に集中して行って頂きたい作業です。
細い矢印の↔はその期間は予備として、始められるものから始め、残っているものがあればその期間内に終わらせるという作業になります。
詳しくはこちらの記事が参考になります!
作業期間
新居決めに使う期間ですが、約1月です。
作業時間的にはかなりばらつきがあります。
ネットの検索もあれば、内覧、契約どれも時間が掛かるものばかりです。
内覧も複数見ようと思うと、一日がかりになってしまいます。
※むしろそのくらい詰め込まないと余り件数を見れなくなります
やることの1つ1つのボリュームがあるので、テンポよく進めないと間に合わなくなります!
- 後続の作業に影響が出るので、すぐに取り掛かりましょう、引越しの1か月前には完了させましょう!
- ネット検索、内覧、契約、どれも時間のかかる作業になります!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
かなり膨大な解説になってしまいました。
引越し自体よりも、やはり賃貸契約の方が重要度は高くなりますからね。
やり出しても中々決めるまでは難しいのが新居決めです。
また、複数の不動産屋に連絡等、ちょっと億劫に感じてしまうかもしれません。
でも数多くの引越し経験の中で重要だと感じているのが不動産屋選びです。
後で後悔する事になるのが、物件よりも不動産屋だからです。
実際に退居時のトラブルはよく起こります。
小さいトラブル等無い方が珍しい位、不動産屋は何かと言ってきます。
入居前に退居時のトラブルが決まるので、必ず不動産屋を選んでくださいね!
- 新居決めは不動産屋選びも重要です!
- 新居選びは部屋の広さ、譲れない条件、ネットで検索、不動産に問合せという流れになります!
- 約1月を掛けて新居選びを行い、引越しの1か月前には完了させましょう!
引き続き初めての引越しシリーズで、不安の解消と、新しい生活を楽しむことに意識を傾けてもらえたら嬉しいです!
ここまでお読みくださりありがとうございました!ワン!
初めての引越しシリーズの目次はこちらをご参照ください。
初めての引越しシリーズ、次回は実践編③引越し業者決めになります。