初めてのお引越しにあたって、実際に何をするのかについて解説します!
今回は引越し前の手続きについて解説します!
初めてのお引越しをされる方に知っておいていただきたいことをお伝えしています。
今回は実践編として実際に引越し前の手続きで何をするのかの解説になります。
沢山の引越し経験の中からお役に立つ情報を「初めての引越しシリーズ」でお届けしたいと思います。
- 初めての引越しで引越し前の手続きがわかる!
それではよろしくお願いします!
引越し完了までの道のり
引越し完了までにやることの流れを簡単に解説しています!
前提は初めてのっ越しシリーズ目次でお伝えしております。
今回はポイントだけとして、理由や詳しい内容は目次をご参照頂ければと思います。
- 荷物の運搬は引越し業者に頼みましょう
- 単身~夫婦の引越しを対象としています
引越し前の手続き
今回は実践編の引越し前に行う手続きについて解説します!
引越しの中で行う市区町村役場などでのお手続きは余り慣れない作業になると思います。
やってしまえばそれほどの事は無く書類に必要事項を記入し、流れに沿って提出する程度の作業です。
しかし「何をしなければならない」という内容がわからずに、困ってしまうんですね。
「後になって必要だった」という事になると、簡単なはずの手続きも大変な手続きになってしまいます。
何よりも精神的に疲れてしまいます。
初めての引越しシリーズとして、引越し前に行う手続きを解説したいと思います!
引越しで単身もしくはご夫婦の方で引越し前に必要な手続きは主に以下になります。
項番 | 手続き | 必要なケース | 概要 |
---|---|---|---|
1 | 転出届 | 市区町村外へ引越す方 | これから市区町村外へ引越す事の届け出 |
2 | 健康保険の資格喪失 | 国民健康保険に加入している方 | 加入先市区町村を抜けるための届け出 |
3 | 印鑑登録の廃止 | 印鑑登録をしている方 | 登録先市区町村に登録された印鑑を廃止するための届け出 |
4 | 原付バイクの廃車 | 原付バイクを廃車にする方 | 登録先市区町村を抜けるための届け出 |
5 | 各種サービスの住所変更手続き準備 | 住所を登録して何かサービスを利用している方 | 住所変更手続き、その準備 |
転出届
内容
転出届は市区町村へ「市区町村外へ引越します」という連絡をする手続きです。
この手続きによりその市区町村の住民ではなくなります。
手続きとしては「住民異動届を提出」し、「転出証明書を貰う」という手続きになります。
手続きの流れ
市区町村役場に行き、記入前の住民異動届を貰います。
ただ一応案内もありますが、どれが住民異動届なのかわからないですよね。
おそらく案内役の人が役場内の番号受付機の近くにいると思います。
その方がお声かけしてくれると思いますが、見当たらない場合は受付機で番号を取得します。
住民異動関連の窓口は市民課や住民課で、大体庁舎入り口付近に設けられています。
窓口に「これから引越すので転出届を出したい」の旨を伝えると案内してくれると思います。
住民異動届に引越しの内容を記入します。
記入例などもあると思いますので、迷わず記入できると思います。
世帯主とか、その辺の情報がわからない場合は、保護者の方や頼れる方に聞いてみましょう。
後は受付で番号を取得し、順番を待ちます。
窓口の方にその他に手続きが必要かどうか等の確認のために話を聞かれると思います。
正直にご対応頂ければ、手続きは完了し、他の必要な手続き等を教えてもらえると思います。
この手続きの目的の1つは転出証明書を貰う事です。
窓口の方の話が終わった後に転出証明書を受け取る順番待ちがあると思います。
転出証明書まで貰ったら、転出届の手続きは完了です。
必要書類等
- 手続き用の届出書(役場でもらえる転出届)
- 身分証明書(運転免許証等)
- 印鑑
時間
待ち時間次第です。
待つときは30分近く待たされることもありますが、待たなければ10分程度でしょうか。
期間
市区町村役場によって定められています。
14日前頃から受け付けている自治体が多いようです。
場所
引越し前の住民票のある市区町村役場になります。
その市区町村から出ていきますという手続きになります!
- 転出届は引越し元の市区町村へ住所変更を知らせる手続きになります!
国民健康保険
なお、社会保険は勤め先の会社で加入しているはずです。
会社へ引越しの連絡をすることで手続きをしてもらえるはずです。
内容
国民健康保険は市区町村で加入します。
国民健康保険の住所を変更をし、新しい住所の健康保険証を受け取るための手続きになります。
手続きの全体の流れとしては、二通りあります。
市区町村外への引越しの場合は、引越し元の市区町村で解約(資格喪失)し、引越し先の市区町村で再度加入するという手続きになります。
引越し前に市区町村役場で解約(資格喪失)する手続きを行います。
市区町村内での引越しの場合は、市区町村で住所変更するという手続きになります。
こちらの場合は引越し後に住所変更手続きを行います。
手続きの流れ
市区町村役場に行き、国民健康保険を扱っている窓口へ行きます。
国民健康保険関連の窓口が保険医療課等の場合大体庁舎入り口付近にはなく、別の階に設けられています。
転出届を出した市民課や住民課の場合もあります。
※経験上です
おそらく案内役の人が役場内にいると思いますので、国民健康保険の窓口の場所を教えてもらいましょう。
その方がお声かけしてくれると思いますが、見当たらない場合は案内板を探します。
案内板は入り口付近やエレベーターホールなどでよく見かけますね。
国民健康保険の窓口の受付番号を取得し、順番を待ちます。
国民健康保険被保険者資格喪失届などを書くことになると思います。
転出届を書いた後であれば、転出証明書を見せるとスムーズかもしれません。
窓口の方にその他に手続きが必要かどうか等の確認のために話を聞かれると思います。
正直にご対応頂ければ、手続きは完了し、他の必要な手続き等を教えてもらえると思います。
この手続きの目的の1つは資格喪失証明書を貰う事です。
引越し先(転入先)で求められる場合があるかもしれません。
資格喪失証明書まで貰ったら、国民健康保険の解約(資格喪失)の手続きは完了です。
必要書類等
- 手続き用の届出書(役場でもらえる国民健康保険資格喪失届)
- 健康保険証
- 印鑑
時間
待ち時間次第です。
待つときは30分近く待たされることもありますが、待たなければ10分程度でしょうか。
期間
基本的には引越し前に行っておきます。
場所
引越し元の市区町村役場になります。
市区町村役場から発行される国民健康保険証の住所を変更し、健康保険に関する連絡を郵送してもらうための手続きになります!
- 国民健康保険は住民票のある地方自治体で加入します!
- 健康保険は医療機関を受診するために必要な重要なものになります!
印鑑登録
内容
印鑑登録は市区町村に対して登録します。
印鑑登録を引越しに伴い登録先を移動する必要があります。
手続きの全体の流れとしては、引越し元の市区町村で廃止し、引越し先の市区町村で再度登録するという手続きになります。
手続きの流れ
市区町村役場に行き、印鑑登録を扱っている窓口へ行きます。
印鑑登録関連の窓口は市民課や住民課で、大体庁舎入り口付近に設けられています。
おそらく案内役の人が役場内にいると思いますので、印鑑登録の窓口の場所を教えてもらいましょう。
その方がお声かけしてくれると思いますが、見当たらない場合は案内板を探します。
案内板は入り口付近やエレベーターホールなどでよく見かけますね。
印鑑登録の窓口の受付番号を取得し、順番を待ちます。
印鑑登録廃止届などを書くことになると思います。
窓口の方にその他に手続きが必要かどうか等の確認のために話を聞かれると思います。
正直にご対応頂ければ、手続きは完了し、他の必要な手続き等を教えてもらえると思います。
必要書類等
- 印鑑登録証
- 身分証明書(運転免許書等)
- 印鑑
時間
待ち時間次第です。
待つときは30分近く待たされることもありますが、待たなければ10分程度でしょうか。
期間
登録は引越した日からしか行えません。
場所
引越し元の住民票のある市区町村役場で廃止の手続きを行います。
印鑑を印鑑登録して使えるようにするための手続きになります!
- 引越し元と引越し先で手続きが必要になるので気を付けましょう!
原付バイク
内容
引越しに伴い利用しなくなる場合、引越し元の市区町村役場で廃車の手続きをします。
引越し先で使う場合の住所変更であれば引っ越し先の市区町村役場でも手続きができます。
※念のため確認はしておきましょう。
市区町村役場の案内に従って手続きを進めます。
手続きの流れ
市区町村役場に行き、原付バイクの廃車手続きを扱っている窓口へ行きます。
原付バイクの廃車手続き関連の窓口は市税課や税務課で、大体庁舎入り口付近にはなく、別の階に設けられています。
おそらく案内役の人が役場内にいると思いますので、原付バイクの廃車手続きの窓口の場所を教えてもらいましょう。
その方がお声かけしてくれると思いますが、見当たらない場合は案内板を探します。
案内板は入り口付近やエレベーターホールなどでよく見かけますね。
原付バイクの廃車手続きの窓口の受付番号を取得し、順番を待ちます。
軽自動車税廃車申告兼標識返納書などを書くことになると思います。
窓口の方にその他に手続きが必要かどうか等の確認のために話を聞かれると思います。
正直にご対応頂ければ、手続きは完了し、他の必要な手続き等を教えてもらえると思います。
必要書類等
基本的には以下の書類が必要になります。
市区町村役場でもらえます。
対象の市区町村役場のホームページでダウンロードできる場合もあります。
- 手続き用の届出書(軽自動車税廃車申告兼標識返納書)
- 標識交付証明書
- ナンバープレート
- 身分証明書(運転免許書等)
- 印鑑
時間
時期によるかもしれませんが、あまり待つことも無いので数分程度ですね。
期間
税金や保険の関係もあり、速めに手続きを済ませておいた方が良いでしょう。
納税の通知などの住所にもなるので、納税通知の届く4月1日前には変更しておきましょう。
場所
引越し元の市区町村役場になります。
原付バイク廃車にし、税金の支払いを止めるための手続きになります!
- 原付バイクの廃車手続きは市区町村役場です!
各種サービスの住所変更手続き準備
単身やご夫婦の共通手順と言っても、ここだけは人によって大きく変わります。
一人ひとり事情が異なりますので、全てを解説するのは難しい話になります。
生活の中で様々なサービスをご利用されているかと思います。
サービスをご利用になられる際にご住所の情報を登録されているかと思います。
必要に応じて登録済みの住所情報を変更する必要があります。
特に以下のようなサービスは住所変更や解約が必要になります。
案内のできる手続きはリンクにしておきました。
サービスによって大きく異なってきますのであくまで参考にはなってしまいます。
共通的なものとしてその他サービスとして案内もしています。
業者によって変わってきますから、必ず業者にご確認ください。
銀行など、直接窓口に行かないと変更できないものもあります。
引越し後は変更が難しくなってしまいますので、事前に確認しておきましょう。
梱包作業も大変なのですが、この住所変更も中々大変です。
また、全ての登録情報を思い出して変更することは難しいかもしれません。
必ずやっておいた方が良いのが郵便物を転送してもらえる郵便局の転居届です。
これは引越し後でもよいのですが、引越し前にその辺の計画が必要です。
いったんここでも補足的に触れておきました。
色々なサービスを利用していると結構大変です!
今回、知人への住所変更連絡などは割愛させていただきました。
- 手続きは引越し前にやっておかないと後々面倒になるものがいくつかあります!
- まずは市区町村役場で転出届を出し、あわせて必要な手続きを案内してもらいましょう!
作業の時期と期間
作業時期
手続き関連は引越し前の早い時期だとまだ受け付けてもらえないケースもあります。
特に市区町村役場の手続きはおよそ2週間前から受け付けてもらえると思います。
廃車や印鑑登録の廃止などの解約関連なら前倒して手続きできますが、どうせならあわせて効率よく行いたいですね。
業者のサービスは多岐にわたるので中々解説が難しくなります。
現地のサービスは必要なものは解約などの手続きを引越し前にしておきましょう。
インターネット等を通して遠隔で利用できるサービスはおそらく住所変更を引越後に行う事が多いのではないでしょうか。
早い段階に少しずつはじめ、情報は集めておきましょう。
2週間前から1週間前までの間に集中的に手続き関連を済ませておけると安心ですね。
やってしまえれば1日でほとんど終わるわけですが、平日しか役場は空いていない制約もありますからね。
引越しの全貌がよくわからないという方は、一度概要レベルで把握しておいていただければと思います。
当サイトの「初めての引越しシリーズ①準備編」がまさにぴったりの内容になっていると思います。
目次からのご案内になります。
こちらが引越しに関するスケジュールの参考になります。
色々な事情で変わってきますから、目安として見て頂ければ幸いです。
太い矢印の⇔はその期間に集中して行って頂きたい作業です。
細い矢印の↔はその期間は予備として、始められるものから始め、残っているものがあればその期間内に終わらせるという作業になります。
詳しくはこちらの記事が参考になります!
作業期間
引越し前の手続きを行う作業期間ですが、市区町村役場関係は約2週間前からです。
ただ、最初の1週間のうちに完了させ、引越し1週間前までには完了できると良いですね。
後でできなくなってしまうと面倒なことになりかねませんので。
業者のサービスの解約等も約1,2週間頃が目安になります。
ただ、事前にできるものは確認等しておくと後々楽になります。
引越し直前になるほど、確認等している余裕はなくなってきますからね。
更にインターネットの環境などもだんだんなくなっていきますので。
作業時間自体は市区町村役場は、待ち時間次第ですが1つ1つの手続きは10分程度もあれば大体終わります。
多少証明書の発行で待たされたりもありますね。
準備さえできていれば、半日も見ておけば十分すぎると思います。
業者のサービスも電話対応やネット申し込みなどになると思います。
こういった場合は、情報さえ確認できていればやはり数分程度で手続きできます。
銀行など支店に行く必要のあるものもあるので、そこは移動時間なども掛かってきますので要注意ですね。
2週間前から1週間前までは手続きをどんどん済ませていきましょう!
- 市区町村役場は2週間前から1週間前の間の平日を1日か半日確保し、一気に済ませてしまいましょう!
- 業者のサービスは解約のものは早めから手続き内容を確認しておきましょう!
- 1週間前には終了し、引越し前の1週間は極力荷造りに専念できる状態にしましょう!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
引越し等が無ければ中々市区町村役場に行く機会も少ないかもしれません。
住民サービスに力を入れている自治体は多いです。
不安そうな雰囲気を感じ取ってくれて丁寧に案内してもらえる事が多いです。
手続きはやる対象さえわかってしまえば、必要事項を記入したり、解約の旨伝えるだけです。
本来それほど大変な作業ではないのですが、気持ちは疲れますので、早目にさくっと終わらせちゃいましょう!
- 市区町村役場は2週間前から1週間前の間の平日を1日か半日確保し、一気に済ませてしまいましょう!
- 転出届を出す際に、そのほかに必要な手続きなど確認しておきましょう!
- 引越し1週間前までに手続き関連を概ね完了させ、残り1週間は荷造りに専念できる状態になりましょう!
引き続き初めての引越しシリーズで、不安の解消と、新しい生活を楽しむことに意識を傾けてもらえたら嬉しいです!
ここまでお読みくださりありがとうございました!ワン!
初めての引越しシリーズの目次はこちらをご参照ください。
初めての引越しシリーズ、次回は実践編⑦引越し作業になります。
いよいよ引越しです。(笑)