不動産屋の元付けと客付けについて解説します!
今回は新居を選ぶ際に知っておきたい不動産についての解説になります。
あまり聞いたことが無い言葉かもしれませんが、「元付け」と「客付け」という言葉があります。
これは不動産屋の関わり方による種別なのですが、実は不動産屋によって関わり方が違っているんですね。
元付けと客付けを、物件を決める際の参考情報として使えるのは強みになると思います!
- 不動産屋の元付けと客付けがわかる!
それではよろしくお願いします!
不動産屋の元付けと客付け
あくまで参考情報になります!
一応関わり方が変わると言っても劇的に対応や価格等が変化し、どちらがおすすめというものではありません。
ただ、関わり方自体大きく差が出るので、結果として見られる傾向の違いは出てきたりします。
傾向の差があるのでできれば私は元付けの不動産屋を利用したいとは考えています。
ただし、結局は不動産屋さんの人間性だったりしますし、好みはあるのであくまで参考情報となります!
仲介としての関わり方が違います
賃貸に限っても不動産屋との関わり方はいくつかあります。
まず、そもそも不動産業者というのは、賃貸物件を所有しているわけではありません。
所有者は「大家さん(貸主)」です。
不動産屋はあくまでと貸主と借主が契約できるように仲介しているんですね。
この仲介の仕方が大きく2種類あり「元付け」と「客付け」と言います。
元付け
賃貸物件の所有者から管理を委託された不動産屋です。
できる限りその賃貸物件で所有者が利益を得られるように管理に努めます。
物件は元付け不動産屋の商品のような位置付けになります。
客付け
賃貸物件の所有者とは直接関係が無い不動産屋です。
入居募集者を元付けの不動産屋に仲介する事で仲介手数料を得ています。
物件は元付け不動産屋の商品ですから、まさに仲介している位置付けになります。
違い
性質の違いは概ね先の通りです。
- 元付け不動産屋の方が物件に熟知していそう。
- その後の管理も元付不動産屋の方が任せられそう。
という印象をお持ちでしたら概ね正しいと思います。
ただ、もちろんそうとは限りません。
そして、やはり善し悪しがあります。
元付け不動産屋は、入居募集者との仲介もしますが物件の管理もしています。
対応できる契約件数は客付け不動産屋の方が多くなります。
その対応としては客付け不動産屋の方が経験値は高くなります。
元付け不動産屋は、お客様は借主でもあり貸主でもあるわけです。
やはり任されている賃貸物件を優先して借りてもらいたいという思いもあって当然です。
入居者の条件を聞いてはくれますが、やはり無意識にも元付けとして貸したい気持ちが働きますよね。
ただ冒頭の記載の通りでもあります。
貸主から鍵を任されて賃貸物件を管理しているのは元付け不動産屋です。
入居後にお世話になることが多いのもこの元付け不動産屋です。
一応、この違いは知っておくと、また違った視点で不動産屋を見れると思います!
見極め方
ポイントはいくつかあります。
細かく書こうと思えば沢山書けますが、具体的な場面が出てくるとは限りません。
注意深く見るとどちらかがわかるようなポイントをまとめました。
- 物件を知っていないとわからない情報を知っていれば元付け、ネットの情報しか知らなければ客付け
- 資料に不自然な加工などがあれば客付け
- 大家さんと直接やり取りしていれば元付け、他の不動産屋とやり取りしていれば客付け
- 賃貸物件の看板に書かれている不動産なら元付け
2種類の仲介があるという点を覚えておいてください!
- 賃貸物件の所有者から管理を委託された不動産屋です。
- 賃貸物件の所有者とは直接関係が無い不動産屋です。
こんな場合は注意
自分の利益中心になってしまうというのがやはり問題となるケースです。
元付け不動産で注意するケース
元付け不動産屋だからといって必ずしも良いというわけではありません。
露骨に自分の管理している物件をまずは紹介してくる不動産屋がたまにいるんですね。
不動産屋にお伺いすると大体要望を聞いてくれて、何件か紹介してもらいます。
内覧をして一通り見て渋い顔をすると、「一応こういう物件もありますね」と、客付け物件を紹介するんですね。
最初から出してくれればいいのに、最初は自分の管理物件を契約してもらいたいのでしょう。
こんな場合は目線がお客さんを向いていませんから、要注意です。
客付け不動産で注意するケース
まさに仲介だけして、後は知りませんという不動産屋が割と多いです。
仲介のみを行っている不動産屋はそのような営業スタイルをとっている場合があります。
これは客付けという性質上、どうしても難しい所があります。
とにかく仲介さえすればいいわけですから次のような傾向があるんですね。
- 管理などしないので大家さん(貸主)の事を気にせずだれでも入居させる。
- 管理などしないので借主の事を気にせず、どんな物件でも入居させる。
入居するまで見極めが難しいのが問題です。
ポイントとなるのは「おとり物件」でしょうか。
魅力的な物件を掲載し、来店させ、結局他の物件を決めさせるわけですね。
不動産屋を余り見極めずに決める消費者が多いという問題があります。
それを利用した手口です。
おとり物件に限らず、とりあえず来店を促すような業者は危険かもしれませんね。
来てくれさえすれば契約させることができると踏んでいるわけです。
行ってみて確かめるのはありです。
ただ、その場合は、必ずその日は決めない、別の不動産屋も見て回ると決めてから確かめましょう。
でなければ、「今決めないと損をする」という話術で決めてしまいかねません。
元付も客付けも、重要なのは不動産屋の人柄です!
- 自分の管理物件を紹介したがる元付け不動産屋は注意です!
- 客付け不動産屋は必ず複数見て決めましょう!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
てんてん丸としては、元付け不動産屋の人柄を見て物件を決めるのがおすすめです。
客付け不動産は、正直余りおすすめできないんですよね。
業務の性質上、どうしても客付けの悪い特徴が出てしまいやすいので。
最終的には不動産屋の人間性を見て決めて頂きたいなと思っております。
- 賃貸物件の所有者から管理を委託された不動産屋です。
- 賃貸物件の所有者とは直接関係が無い不動産屋です。
- それぞれの不動産屋の利益を目的とした営業内容ならやめて置き、人間性で決める!
ここまでお読みくださりありがとうございました!ワン!